学校のようであり、塾のようであり、でもここはデイサービス!
まず最初に、私達の取組みを理解してもらう前に「高齢者に勉強をさせてなんになる?」
と否定的な考えをする方もいます。
そのような方にとっては、本当に無意味なデイサービスなのかもしれません。
私達は「神様」でも「魔法使い」でもないので、介護に携わる職員がいくら努力しても
失われた脳の機能を以前のように戻すことはできません。
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上肢の運動 | 下肢の運動 |
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社会のコーナーは充実! | 国語と算数のコーナー。 |
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歴史年表では、日本・世界のおもな出来事を学びます。 |
このホームページも、多くの医療や介護関係者にみてもらっていると思いますが
本当に、家族から私達が求められていることってなんでしょう?
筋力を落とさないで生活を続けることができる「身体的な健康」だけでしょうか?
高齢者の中には身体は元気なのに、認知機能の低下が進行して「徘徊」を繰り返し困っている家族もいます。
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解剖学もあるなんて! | なんと音楽もあるんです。 |
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書道をしています。 | 指先の巧緻運動 |
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人体の構造を立体的に学ぶことができます。 |
考えることや、生きていくことに絶望し、悲観的な言動や行動から
「引きこもり」「酒への依存」「無気力」と明日への希望を失っている方もいます。
昼夜逆転から、夜間不眠を繰り返し、暗い部屋で、幻聴・幻覚に苛まれ
寂しさから大声をあげ誰かに助けを求める精神状態が崩壊していく方もいます。
私達が目指すところ、要介護状態になっても、生きがいをもって過ごすことができる環境づくりです。
先ほど「高齢者に勉強させてなんになる?」と疑問を抱いた方では理解できないかもしれませんが
家のテレビで「ニュース番組を観ませんか?」世の中の情勢が気になりますよね。
私達は高齢者も同じだと考えています。
働いて社会進出する方だけが、現在の世界情勢を気にするのでしょうか?
そのような方だけが新聞を読むのでしょうか?
家族の方からすると、自分の名前も書けなくなったり、顔を覚えてもらえなくなることは本当につらいことです。
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沖縄の書籍や動植物の本 | これ全部歴史漫画です。 |
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絵合わせパズル | おにぎり神経衰弱 |
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野菜の皮むき | |
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バイクと滑車運動 | 足輪コントロール |
デイサービスしんかでは、勉強することを強制する場所ではありません。
高齢者一人一人の能力にあった自分自身が前向きになって「進化」すること
「昨日より成長した今日」を過ごしてもらうためのお手伝いです。
それを繰り返すことにより、利用者の学びたくなる気持ちを汲んで
身体的機能の低下と認知症進行を抑えながら、過ごしてもらう場所となります。
もちろん、これで終わりではありません。次は「栄養学」「運動学」も準備しますよ♪
それによって、食べることの大切さ、身体の使い方を学んでいきましょう。
今後は利用してもらう方々の前職など実際にこれまで経験した仕事を交えながら
過去を振り返る「回想法」を取り入れることで、さらなる身体的機能の低下と
認知症の進行緩和に繋げてみようと考えています。